10. PHP の拡張モジュールについて

（このページはまだいい加減なので参考にしないように）

CentOSにPHPをインストールする際に、phpの拡張モジュールも併せてインストールした。
その後、必要なモジュールが足りていなかったので追加インストールしたが、依存関係でつまづいてうまくいかなかった。行ったり来たりして最後はなんとか動いたが、どれが必須の拡張機能で、それぞれどういう役割なのか分からなかったので調べた。

授業では下記ページを参考にした。

CentOS7のPHPを5.6／7.0／7.1／7.2／7.3系にバージョンアップする - Qiita CentOS6／CentOS7にPHP5.6／PHP7をyumでインストール - Qiita
yum install --enablerepo=remi

remi-php70：PHP7.0本体
php-mysqlnd：MySQL Native Driver. 下記PDOなどがMySQLサーバーと通信できるようにするためのプログラム *1 「この拡張モジュールは PHP 5.5 で非推奨になり、PHP 7.0 で削除されました。MySQLi あるいは PDO_MySQL を使うべきです。」とのことです。 *2
php-intl：国際化用拡張モジュール (international) *3 国によって日付などの並び順も違うし、そういうのを解決するっぽい
php-devel：php開発キット。phpでプログラミングするときに必要になるっぽい
php-pdo：Php Data Objects.　phpからDBMSを管理するのに必要。DBMSの機能を抽象化する（MySQL、PostgreSQL、OracleとDBが変わってもアプリ側からは同じように扱える *4 *5）
php-mbstring：マルチバイト文字列拡張。日本語環境を使うなら必要になるっぽい *6
php-xml：XML パーサ（XML文章を取り扱うプログラム）。ブログなどではXML形式でのデータ記述も多いので必要ぽい *7
php-gd：Php Graphics Draw 画像生成用 *8 今のところは入れなくても良いかも。と思ったんですが phpMyAdmin に必要でした。
php-mcrypt：暗号化/復号化関数用の拡張。PHP7.2で消えるらしいので入れなくても良いかも *9
phpMyAdmin：MySQLサーバーをウェブブラウザで管理するためのデータベース接続クライアントツールでPHPで実装されている。phpMyAdminを用いることで、SQL文を記述することなくMySQLのデータベースに対して様々な操作が行える。またユーザが任意のSQL文を記述して実行することもできる。（phpMyAdmin - Wikipediaより）

依存性の確認。

[root@localhost ~]# yum --enablerepo=remi-safe deplist php70
パッケージ : php70.x86_64 1.0-5.el7.remi
provider *10 : php70-php-cli.x86_64 7.0.30-1.el7.remi *11
provider : php70-php-common.x86_64 7.0.30-1.el7.remi *12
provider : php70-runtime.x86_64 1.0-5.el7.remi *13

同様に

php-mysqlnd　には php-pdo, libc *14 他が必要
php-intl　には php-common 他
php-devel　には php-cli 他
php-pdo　には php-common, libc, libsqlite3 他
php-mbstring　には php-common, libc 他
php-xml　には php-common, libc 他
php-gd　には php-common 他
phpMyAdmin には php (language) >= 5.3.7, php-common, php-mbstring, php-gd, php-mysql 他

yum install --enablerepo=remi-safe php php72 phpMyAdmin php72-php-mysqlnd php72-php-intl php72-php-devel php72-php-xml php72-php-pdo php72-php-mbstring php72-php-gd
（ここでphpMyAdminを一緒に入れずに後から単独で入れると、依存性解決がうまくいかない場合がある）